二十絃箏・二十五絃箏
箏(こと)とは
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通常、「箏」というと桐の木に13本の絃が張ってある日本の楽器を指します。 その13本の絃に「柱(じ)」というものを立て、右手に「爪(つめ)」をはめて音を出します。 「おこと」というと、通常は「琴」の字を想像すると思いますが、 厳密に言うとここで説明している「こと」は「箏」の字を使用します。「箏」と書いて「こと」と読みます。 |
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二十絃箏
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1969年、野坂惠子(現・野坂操壽)が「もう少し絃の数が欲しい」と思ったのをきっかけに20本に絃を増やした楽器を作ります。 それが「二十絃箏」です。 2年後の1971年、野坂が練習中に「低音にもう1本欲しい」と思い立ち、 自分で楽器に桐で穴を開けて1本増やしました。 それ以後も変わらず「二十絃箏」と呼んでいますが、本当は21本あります。 |
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二十五絃箏
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1987年、野坂は1本増やし22本にします。 更に1991年には25本まで増やします。 「二十五絃箏」が完成します。 二十五絃箏は、二十絃箏と比べて糸幅が狭くなります。 それを弾き易いと感じるか、弾き難いと感じるかは人それぞれのようです。 また、使用する絃の太さも二十五絃箏では多種に渡っています。 それにより、音がより厚くなっていると思います。 |
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立奏台・座奏台のお問い合わせ
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野坂が二十五絃箏を弾く時に使用している斜めの台は、 正座用と立奏用(椅子使用)共に琴光堂和楽器店にて取り扱ってもらっています。 音響実験等をくり返し行い出来上がった物です。ご興味のある方はどうぞ。 二十絃箏でも使用可能です。 琴光堂 (03)3792-8481 |
| 始めに | 野坂惠子から | 場と音 | プラス5本 |
製作の流れ
| その1 |
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